支えてくださる皆様に感謝し信義誠実の心で地域に貢献
旭納税協会 会長
株式会社大阪鋳鋼所 代表取締役社長
澤山 宏信 氏
昭和28年9月大阪府茨木市生まれ。昭和51年追手門学院大学経済学部卒業、株式会社大阪鋳鋼所入社。平成10年より現職。一般社団法人都島産業会会長、公益社団法人大阪市工業会連合会副会長、城東社会保険委員会会長、みやこ会会長、大阪商工会議所東支部副支部長等、公職多数。平成21年厚生労働大臣表彰社会委員功労者、平成28年防犯栄誉銅賞、平成28年大阪国税局長納税表彰、平成29年大阪市民表彰、令和5年大阪府知事表彰等、表彰歴多数。
株式会社大阪鋳鋼所 | |
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創業 | 昭和6年2月11日 |
設立 | 昭和10年1月1日 |
資本金 | 1,000万円 |
業務内容 | 不動産賃貸業(平成12年工場閉鎖) |
身近な自然に身を置く
会長の趣味を教えてください。
走ることと自転車です。屋外で、自分の力で汗をかく運動が好きなのだと思います。息子が使っていたロードバイクに乗って走ったり、少し前までは自転車通勤もしていました。会社が淀川河川敷に近いので、河川敷の自転車道をルートに取り入れて走るのですが、これがとても気持ちいいんですよ。また夕方、仕事終わりに河川敷でジョギングすることもあります。
自転車やジョギングで体を動かすと、悩んだり考えたりしていたことを忘れて気分がすっきりし、ふと解決策が出てくることもあります。また、河川敷の景色を眺め、風を感じながら走るのは気持ち良いものです。きれいな夕焼けもよく見えます。ここ数年は走る回数も減っていたので、今年はもっと走りたいですね。
身近な自然に触れることも、自分にとって心地良い時間です。自宅が万博公園に近く、春先ならうぐいすが鳴き方の練習を始めるのが聞こえるなど、季節を感じることができ、穏やかな気持ちになります。ゴルフもしますが、コロナ禍で行く機会が減っていました。今年から少しずつ増えていくかと思っています。
感謝の気持ちを地域に還元
健康にも留意されているのですね。
当社の工場を閉鎖して整理する時に、身体を壊さないよう、リフレッシュするために走り始めたのがきっかけです。
当社はもともと都島で鋳物業を営み、水道などのバルブを作っていました。鋳物を作るには、高温で鉄を溶かし砂型に流し込むため、粉塵が飛び、振動も出ます。ですから周囲に配慮するには、環境整備が必要です。都島にはかつて大企業の大きな工場がいくつもあり、協力会社もたくさんありました。それがなくなっていき、今は高層マンションが立ち並ぶ町になっています。その中で古い鋳物工場を維持するのは難しく、工場を閉鎖することにしたのです。祖父の代からの工場でしたから、周囲の環境変化の中での難しい選択でした。
せっかく会社を残したのに自分が倒れては、家族にも迷惑がかかるという思いが強かったですね。現在は社名はそのまま残して業種変更し、不動産賃貸業を営みながら、地域の様々な協力団体の役員を務めさせていただいています。どの会も、これまで会員としてお付き合いいただいてきた流れがあり、皆様に支えていただいています。本当に感謝しています。
会長の座右の銘は何ですか。
「信義政実」です。「信義誠実」の「誠」の字を「政」に変えたもので、この四文字は自分、祖父と息子、孫の名前から一文字ずつ取ったものになります。一族の名前の語呂合わせなのですが、自分が「信義誠実」を守るとともに、息子や孫にも受け継いでいってほしいという思いがあります。
では最後に、納税協会の会長としての課題と抱負をお願いします。
旭納税協会の担当地域は大阪市旭区と都島区です。住宅が増えたとはいえ、古くからの企業が多くある地域です。会員の皆様には本当によく協力していただきながら活動を進めています。青年部会では小中学校での租税教育を行い、率先して講師を務めてくれています。また商店街でのビラ配りのほか、納税キャンペーンにも多くの会員の方が集まってくださいました。
納税協会では異業種の会社トップの方とお会いすることができます。何気ない話からもいろいろな発見を得ることができ、これからは会合も増えるでしょうから、こうしたメリットももっと感じていただけると思います。
今後も微力ながら尽力してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
本日はありがとうございました。
(納税月報 2023年7月号より)
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