会長訪問

“明るく楽しく元気よく” 様々な事柄に取り組みながら地域に還元する

明智光秀ゆかりの地をアピール

会長の趣味を教えてください。

　スポーツ観戦が好きです。中でも野球が好きで、子どもの頃の毎日オリオンズの代から千葉ロッテマリーンズのファンです。千葉市の幕張にあるスタジアムまで年に30回は応援に行くんですよ。やはりホームグラウンドではチームを応援する人も多く、盛り上がりますからね。

公職でもお忙しくされているそうですね。

　家業の新聞販売業は祖父の代からのものです。65歳の時に社長職を娘婿に譲り、現在は納税協会のほか亀岡市の観光協会の仕事に重点を置いています。10年前からＮＨＫ大河ドラマの舞台となるよう誘致活動を行ってきたところ、明智光秀を主人公とする『麒麟がくる』の放映が決まり、地元では大変喜んでいます。光秀は亀岡と福知山で築城しており、亀岡には残念ながら石垣しか残っていませんが、光秀ゆかりの地という点をＰＲしてきたのです。明智光秀というとどうしても逆臣の印象が強いですが、領民を大切にし、正妻だけを置いて側室を持たなかったという面もあります。また書道や絵画にも長けていました。亀岡城址の向かい側に建てた明智光秀像は、そういう誠実な文化人のイメージがよく表れるように、刀を持たず扇子を手にしています。
　昨年には亀岡駅前に京都スタジアム（通称サンガスタジアム ｂｙ ＫＹＯＣＥＲＡ）ができ、今年の１月11日に竣工式が行われ、スタジアムの１階に「麒麟がくる　京都大河ドラマ館」が同じ１月11日にオープンしました。令和３年１月11日までの１年間限定で、衣装や小道具のパネル展示、ドラマのメイキング映像の上映などを行っています。また、亀岡のイメージキャラクター「明智かめまる」は、亀の甲羅の兜をかぶり光秀の家紋である桔梗紋を胸に付けており、大河ドラマの誘致活動を始めた頃に誕生したものです。

自分から楽しみを見つける

亀岡を盛り上げる活動が中心なのですね。

　スポーツ観光にも力を入れています。京都スタジアムには西日本一といわれるボルダリング設備もでき、話題を呼びました。保津川下りで有名な保津川では、ラフティングが盛んに行われています。
　また、観光協会や自治体を通して舞鶴市、宇治市とも連携を取るなど、広域的な観光の取組も行っています。京都府の北部と南部をつなぐ京都縦貫道は、明智光秀の名と、長岡市と関係の深い細川ガラシャの名を取って、「ガラシャ光秀街道」と呼ぶようにしました。これも一つの試みです。

会長のモットーは何ですか。

　「明るく楽しく元気よく」です。いろいろなことを取り組む中で、自分から楽しみを見つけなくてはと思っています。これは仕事でも何でも、全てに当てはまることです。
　また、これまでお世話になった方たちにお返ししたいので、地域に還元していきたいと思っています。そういう意味では、観光協会も納税協会も通じるものがありますね。

では最後に、納税協会の会長としての課題と抱負をお願いします。

　園部納税協会は、亀岡、八木、園部、丹波、瑞穂、日吉、和知、美山の広域にわたっており、日頃は亀岡支部と南丹・船井支部とに分かれて活動しています。令和元年は創立60周年に当たり、盛大な記念式典を行ったところです。また、同時に青年部会が設立20周年、女性部会が設立10周年でもあり、それぞれ趣向を凝らした記念事業を行いました。青年部会ではゴルフコンペを開催し、会員の親睦を深めるだけでなく京都ブロックの各納税協会の青年部会にも参加を呼びかけ、交流をさらに広げることができたと思います。女性部会は式典の際に記念講演を開催し、講師に二宮尊徳の子孫である中桐万里子さんをお招きし、好評を博すことができました。
　今後も税を考えるＰＲ活動や税務研修会など、地域に密着した活動を推進し、また会員増強にも力を入れていきたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。

本日はありがとうございました。