関心・感動・感謝をモットーに
人間力を高めながら何事も懸命に取り組む
東大阪納税協会 会長
日本製線株式会社 代表取締役社長
山下 眞一氏
昭和22年生まれ。昭和45年甲南大学経営学部卒業、日本製線株式会社入社。昭和62年より現職。社団法人枚岡交通安全自動車協会理事、社団法人東大阪労働基準協会常議員、社団法人機動隊等を励ます会理事、枚岡事業所防犯協会会長、東大阪商工会議所常議員。
日本製線株式会社 | |
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創業 | 昭和24年 |
資本金 | 7,900万円 |
営業品目 | 特殊釘・コンクリートアンカーの製造販売 |
拠点 | 本社・工場(東大阪市) |
ゴルフを通して多くを学ぶ
会長の趣味を教えてください。
ゴルフが趣味で、若い頃からずっと続けています。大学時代にはゴルフ部で主将も務めました。今も田辺カントリーのキャプテンとしてクラブ運営にも従事しながら楽しんでいます。健康のためにもよいですし、コースを回りながらいろいろな方とお話ができるのが魅力ですね。
また、ゴルフはルールが大事です。審判がおらず、あくまでも自己申告する中でルールを守るのはもちろん、ルールをよく知ることによって最大限の救済をプレイに生かすことができます。税法もこれに通じるものがありますね。逸脱してはいけませんが、知らなくてはもったいないこともありますから。
私が大学から本格的にゴルフを始めたのは、先代である父の勧めによるものです。将来のためにはゴルフと英語が必要だと言われ、ESS部とゴルフ部に入ったのです。仕事で役立ったのはもちろん、今も外国人と英語で話しながらプレイを楽しむことができますし、あの時の言葉は本当にありがたいと思っています。
ゴルフを通して多くのことを得られたのですね。
大学を卒業するときには日本オープンに出場する資格を持っていたのですが、いつでも行けるだろうと思い、出場しなかったのです。ところが会社に入社し仕事が始まると、忙しくてその機会は二度と回ってきませんでした。これは自分にとって大後悔です。人生にはそれほどチャンスは回ってこないものです。チャンスが訪れたときに決断と実行をしなくてはならないという教訓を得て、その後の様々な場面で生かされてきたと思います。
ゴルフのほかには、建物のデザインを考えることが好きですね。会社の古い建物を改装したときには、内装も外観もデザインしました。自宅を建てたときも、粘土で模型を作って設計士さんにお願いしました。海外での留学や出張など、自分の体験を通して見てきたものが、こうしたところにも反映されていると思います。
関心を持って見聞を広める
会長のモットーを教えてください。
何事も「関心・感動・感謝」を大切に取り組んでいます。特に人間力をつけるという意味でも、何でも関心を持って勉強するよう心がけています。海外で見聞を広めることも大切ですから、自分自身はもちろん、社員も外部からの刺激を受けてもらうように、出張や旅行の機会を設けています。会社の創立50周年のときには、台頭する中国を自分たちの目で見てもらおうと、全員で上海に出かけました。
当社は特殊釘やブラインドリベットなどの製造で実績を重ねてまいりました。社会の変化の中で様々な苦労もありましたが、二代目として先代に恥じないようにと励み、おかげさまで、会社を受け継いでから一度も赤字を出すことなく成長を続けております。
では最後に、納税協会の会長としての課題と抱負をお願いします。
父は生前、「税金を払わなければ会社は良くならない」とよく言っていました。利益が出れば、税金を納めた後に余剰金が残ります。けれども税金を払うことを惜しんで余計な経費に使ってしまったのでは、余剰金も残りません。納税によって社会に貢献し、実績を積むことで、信用を築いていくことができるのです。納税協会でも、こうした納税の意義について啓蒙活動を行っていかなくてはと思っております。
また、時代の変化に対応できるよう、会員の皆様に魅力を発信していくことが大事です。そこで、具体的に行動を起こしていけるよう、まず組織づくりを行っていこうと考えています。もちろん現在も、確定申告の会場支援などの活動を行っていますが、今後さらに魅力ある会になるよう、活性化に向けて尽力してまいります。どうぞよろしくお願いいたします。
本日はありがとうございました。
(納税月報 2017年5月号より)
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