納税協会連合会は、3月22日(水)、大阪市北区の新阪急ホテルにおいて、川北大阪国税局長をはじめとする局幹部を来賓としてお迎えし、「納税協会長会議」を開催しました。「納税協会長会議」は、全83納税協会の協会長及び常勤役員出席のもと、時宜に適したテーマでの講演を実施しているものです。
本年は、金融庁国際担当審議官の式部透(しきぶ・とおる)氏による「国際交渉―外国当局とどう向き合うか―」と題する講演が行われました。
式部氏は、現在交渉が進められている国際会計基準(IAS)を巡る話を中心に、二国間、多国間会議の概要など、一般には知られることのない「世界の舞台」で繰り広げられている国際交渉の現状について話されました。
【講演の要点】
今、国際会計基準(IAS)を巡って、世界各国、特に、日本、米国、EUの間で、国益を優先させるべく駆け引きが行われています。つまり、いかにIASを自国に有利なように運用するかです。
国際交渉の場では、とにかく会議に参加すること、そして論理的な主張、建設的な提案をしていくことが国益を高めることにつながります。
我が国の戦略としては、現在、各国が自国の会計基準とIASとのコンバージェンス(すりあわせ作業)を進めていることから、我が国のコンバージェンスが他に遅れると不利になりますので、ペースを落とさないようにしなければなりません。
ただ、我が国の会計基準はIASに比べて劣っているわけではありませんから、この点については、国際会計基準審議会(IASB)に対して理解を求めています。 |