| 不変であることの誇りと信念 |
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次に、座右の銘を教えてください。 |
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「古今第一トス」が、当社の信念であり私の座右の銘です。これは江戸時代の末期に発行された「近世風俗史」の中に、剣菱の商標と共に記された文字で、「昔も今も一番良い酒である」という意味です。私たちはこの「一番良い酒」を「一番評判の良い酒」と捉えており、「昔も今も一番評判の良い酒」を造り続けるために、日々、技と感性を磨いています。 |
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「一番評判の良い酒」を造り続けるには何が大切だとお考えですか。 |
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愛飲家で知られる漢詩人の頼山陽は、江戸末期に記した「長古堂記」の中で、剣菱の味と商標を「昔から改められたことがない」と賞し、希薄なものがめまぐるしく移り変わる世で「質実であれば変動せず、変動しなければ永続する」とその長寿の理由を説いています。剣菱が生まれて500余年の間には、戦争や震災といった試練もあれば、辛口ブームや甘口ブームといったさまざまな流行もありました。しかし、どんな逆風のときも迎合することなく、昔ながらの剣菱の味を貫き通しています。これこそが、お客様の信頼に応える唯一無二の方法だと信じているからです。
そして、昔ながらの味を守るために不可欠な技術の継承には、何より力を入れています。というのも酒造りは、手触りや香り、色、発酵の泡の状態などをつぶさに観察しながら、瞬時に対応していく必要があります。それらは文字に書いて伝えられるものではありません。また、どんなに優れたセンサーをもってしてもすべての要素を感知するのは無理である上に、分析結果が出るのを待っていたのでは手遅れになりかねません。つまり、酒造りの技術は時間と手間をかけながら、人から人へと丁寧に伝えていくしかないのです。それを全うすることが、剣菱の醸主の使命だと捉えています。 |
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では最後に、納税協会会長としての抱負をお願いします。 |
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芦屋納税協会の管轄は、芦屋市と神戸市の東灘区です。この地域は特に阪神・淡路大震災の被害が大きかった地域で、人口は戻っているものの、事業者数の回復には至っていません。そうした中での会員の増強は厳しいものがありますが、エリア間の情報交換をさらに密にするなど、地道な努力を続けていくことが大切だと考えています。
また、現在の芦屋納税協会の土地と建物は借り物ですが、すでに土地を購入し、新しい会館を建てる計画を以前より温めています。経済状況を見ながらではありますが、できるだけ早期に実現し、これまで以上に積極的な活動を展開できるよう頑張っていきます。 |