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今後の税制改正に当たっては、常に国民の理解と信頼の得られる税制を確立するため、公平、中立、簡素という基本的な原則を踏まえ、所得・資産・消費のバランスのとれた税制を構築すべきである。
また、少子・高齢化社会の到来に対応した長期安定税制を確立するため、国民の納得する徹底した行財政改革の速やかな実行と社会保険料を含めた国民負担のあり方について総合的な検討を行うとともに、次の諸点に留意することを要望するものである。
1 国際化などの経済社会の構造変化と、企業の組織形態の多様化に対応した会社分割に係る税制や連結納税制度などの法人税制の構築を図ること。
2 日本の企業活動の大部分を占める中小企業の事業承継が円滑に行えるような税制の構築を図ること。
3 相続税の税率構造や課税ベースを見直すとともに、贈与税の基礎控除額を引き上げ、負担の軽減を図ること。
4 独創的な技術開発力のあるベンチャー企業やそれに対する投資家(エンジェル)への各種支援税制の導入を図ること。
5 年金課税については、世代間の公平など幅広い観点から、適正・公平な課税方式を検討すること。
6 納税道義の高揚に大きく寄与する公益法人及びボランティア活動等を通 じて社会に貢献する民間非営利団体(NPO)に対しては、寄附金税制などの優遇措置を大幅に拡大すること。
7 納税者番号制度導入の検討に当たっては、特に個人のプライバシーの保護等に配意すること。
8 外形標準課税の導入に当たっては、中小企業者への負担を配慮すること。
9 納税意識の高揚と税務行政の環境整備をより一層図るため、次の施策を拡充強化すること。
(1) 義務教育年齢からの租税教育の充実と徹底
(2) 税制、財政及び社会保障の今後のあり方を含めた税金の使途についての広報活動の促進
(3) 国と地方公共団体を通じた税務行政機関の有機的運営
(4) 税務関係民間協力団体の事業活動への支援体制の確立
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